デカルト曰「不決断こそ最大の害悪」 https://tinyurl.com/y437nsye
マキャベリ「中立を守ってはならない」https://tinyurl.com/y3te4jjo
日本が世界一の覇権国で、武装中立を守れる状態なら、勿論江戸時代の鎖国のように中立で益を成す事も出来るでしょう。しかし現在それを実行するのは明らかに無理、太平洋で米中大国同士がにらみ合う中、朝鮮半島のような事大主義に落いっては愚策ですね。
それに米国との同盟関係と言う前提を理解できてない振りをする親中派論者か夢想家のコメンテーターが多すぎるのが問題、世界覇権を狙う中国からしたら、覇権国の同盟国を狙い同盟剥がしをされている事にまず気がつかないと駄目ですしね。
「敵を知り己を知れば百選危うからず」孫子
勿論争いですので、絶対はないので勝利の可能性が高い方に付くという判断がベスト軍事力から行ったら勿論米国、中国も頑張っているようですが、正直いくつかの問題があるように見られる。まず、質より量で攻めてくる。これが中国の得意分野ですが、技術的な問題と運用と維持に関して非常に疑問を感じる。まずファーストコンタクトまでは武力衝突は可能でしょう。しかしその維持が出来るか?兵士の指揮が保てるか?です。壊滅判定が通常7割と聞きますがはたして中国人の精神力が如何に保たれるか?です。おそらくファーストコンタクトで米国より相当なダメージを受けたとこからの巻き返しをしないといけない。中国は歴史的に見て大勝利を収めたのが、朝鮮戦争ぐらいでしょう。それ以外あの国は大国同士や強敵に武力で勝ったことが無い。越の国ベトナムにすら陸戦で負ける。そもそも戦争に弱い事を知っている国だからこそ、政治戦、外交戦、など情報戦を選び長けているという話もあります。しかし、その情報戦も米国内での撹乱が表層化し行き詰まりを見せてきている。外交交渉でも決裂の様子、では今後武力衝突や米国からの一方的外交制裁の二方面から追い込まれる状況、中国は謝罪するか?やるか?の二択に迫られている。
中国が戦略的にここまで想定内ならもうとっくに自ら攻撃を仕掛けただろう。情報戦も得意なのだから、武力で押し、大義名分もでっち上げられたはず。しかしそれをしていない。出来ない今中国の弱点が自明の理で表層化しているのです。
そして自ら武力衝突を仕掛けられない。謝罪も出来ない中国は、今もなお重大な戦略的ミスを起こしている。それは、順次戦略と累積戦略 で累積的判断を取っていると言う事です。「今まで米国は見過ごしてたし、今まで怒ってないんだから大丈夫だろ!?」的な見方なのか?「これが俺らの勝利の方程式で今まで勝利を収めてきたから行ける!」と言う思い込みなのか明らかに判断を誤っている。
順次戦略は、一般的に言えば臨機応変や適材適所てきで、「相手がああきたから、こう返そう!」と言う感じです。ww2日米開戦での、ミッドウェイ開戦まで、破竹の勢いで前線全勝の日本海軍「イケイケドンドン!やっちまえ!」の日本軍がなぜ負けたかと言うと、当時の米国は同数の航空戦力でゼロ戦に太刀打ちできない事を認め「最低2機で相手しろ!」とプライドを捨て制空権を奪取し、日本がマレー沖海戦で英戦艦プリンス・オブ・ウェールズを撃沈したように、日本の艦隊を撃沈していった。つまり当時の対空戦において、防空能力がそこまで確実性を持っていなかった点が争点になったのでしょう。
後は米国「まともにぶつからず、どこか攻撃した後、帰還した所を狙うぞ!」と相手の虚を突く戦法を取れたのも良かったのでしょう。