ワシさんには、遠い親戚にあたる人で、満州に行っていた方、敗戦後帰還に失敗し収容所送りになり共産党の洗脳を受けた。後に日本に帰還するのだが、しばらく洗脳の後遺症で言動がおかしくなっていた時期があったそうだ。私としゃべっていた時期には回復していた。
戦争体験者の話は子供心にも本当に面白い話だった。
ワシさん「がばちゃんなー戦争で何が怖いか知ってるか?」
がばちゃん「敵の弾?」
ワシさん「と!思うだろ?実は、後ろから仲間に撃たれることが怖いんだよ!」
がなちゃん「え!(笑)」
ワシさん「戦争開始前に、もめてでも見ろ!裏から打たれるかもしらねーからな(笑)それにどうせ敵の弾なんかあたらねーし!(笑)」
と言う具合の本当にあった怖い話し、まるで星伸一のショートショートを生で聞く驚き話だった。
しかし、生き残ったものだからこそ言い切れる「敵の弾なんかあたらねーから!」と神に愛された男の話でした。